四柱推命とは、生年・月・日・時を四本の柱とし、そこから導き出される様々な星の組み合わせにより運勢を推察するという占術です。
 古くは中国の皇帝が国の政治の方向性を判断する際にも使用されていたとされます。この占術は一種の統計学のようなものですから、千数百年ものあいだに非常に多くの占術家による研究が進められるうちにより一層驚くべき的中率を誇る占術へと進化を遂げてきたのです。日本へは江戸時代の中期に伝えられたとされ、阿部泰山氏や高木乗氏等の手により 全国に広められ現在に至っています。

 具体的にどのような事がわかるのかというと、性格、結婚運、仕事運、金銭運、健康運、子供運、男女の相性、人生全般の運勢、年毎の運勢・・・・・・・・などです。

  例えば四柱推命と姓名判断を比べて見ますと、一番大きな違いは姓名判断が後天的な占いであるのに対し、四柱推命は先天的な占いであるという事です。つまり姓名判断とは名前から運命を推察する占術ですが、名前とはこの世に生まれてから両親等に付けてもらうものであって遺伝的なものではありません。ですから都合が悪ければ後に改名して運勢を変えようという発想も出来るわけですが、それに対し四柱推命の場合は生まれた時にはもう運勢の大半は決まっており、運勢が悪いからもう一度生まれ直そうなどという事は不可能なわけです。更に厳密に言うと生まれた日時というのも実は後天的なものであって、さかのぼれば受精の時にはもうすでに運勢は決まっていると言えます。ようするに自分の意思では絶対に変える事の出来ない持って生まれた運勢。言い変えれば天の意思によって与えられた運というものが「四柱推命占いによる推察で判断出来る運勢」と、いう事になるのではないでしょうか。

 自分の存在とは何の原因も無しにいきなりこの世に湧いて出るというものではありません。この世の全てのものに原因と結果があるわけです。例えばこのホームページの作者は私であり、私が製作したからこのホームページがあります。どんな絵や彫刻、または本や歌、建造物に至るまでかならず原因となる作者がいて結果としての作品があるのです。自分とはあくまでも結果としての存在ですから、つまり結果として生まれた自分の運勢を変えるという事は皆さんが考えるように容易な事ではありません。正直に言ってしまえばナンセンスな事なのではないかと私は感じます。自分が生まれた原因には両親があり、その両親が生まれた原因にはまたそれぞれの両親の存在があり、ずっとずっと古いご先祖様からの遺伝的要素を受け継いで受け継いで今日の自分が結果として現れているのです。もし持って生まれた運勢を本気で変えたいと思うのならば、自分の先祖の先祖のそのまた先祖の行いを正し、修正しなおさなくてはなりません。そんな事はたして皆さんに出来るものでしょうか?不可能ですね。?そうです。不可能なのです。それが持って生まれた運勢というものであり、それを推察するのが四柱推命です。ですから四柱推命という占術は本来は遊び感
覚で使用出来るようなシロモノではなく、本気で自分の人生と向き合い生きて行こうとする人の為の人生の指針となるべきものなのです。

自分自身というものを知らない人にとってみれば、人生とは暗闇に向かって手探りで進むようなものとなってしまいます。うまく上昇気流に乗れれば良いですが、間違って坂道をころげ落ちてしまうかも知れません。しかし最初から自分の才能や運勢の波を知っておくならば、それを指針としてより良い人生への道筋が構築出来るはずです。四柱推命はまさに一人一人に天から与えられた宝物ですから、それをぜひ生かしてほしいものです。

まず理解しておいていただきたいことは、鑑定によって出た結果を謙虚に受けとめ、それを今後の人生に役立てていってほしいということです。もし良い運勢だったとしたらより努力してさらに上をめざしてほしいと思いますし、たとえあまり良くない運勢であったとしても決してあきらめることなく、希望を持って努力していっていただきたいと思います。

人にはそれぞれ個性があり、すべての人に良いところ悪いところがあります。めざす方面によっては発展の望みが薄い場合があるかもしれませんが、別の方面では才能が発揮されて一流になれる要素があるという場合も必ずあります。

もし出来る事ならば子供のうちに運勢を見ておくと、その分将来めざすべき道が早く見つかる可能性がありますので、お子さんをお持ちの方は特にこの四柱推命に関心をもっていただきたいと思っております。

四柱推命とは・・・
人間の生年月日の4本の柱を十干十二支に表し、
天の気や地の質を陰陽五行に分類。
干支、五行の働きをあらゆる角度から分析し、
先天宿命と後天運命を的確に解明しようとするものです。
四柱 年柱 その人の先祖、父母、生まれた背景を表します。
月柱 その人の両親、兄弟、配偶者等の影響度を表します。
日柱 自分自身を表します。日干は能力、本能、運勢を表します。
日支は自分自身で気付きにくい性格や幸運度を表します。
時柱 子女との関係や相続運を表します。また、晩年などを表します。
 

四柱推命について

「四柱推命」は、古代中国をその起源とする最も古い歴史を持った占いです。人間が誕生した年月日、時間からそれぞれの干支を割り出し、性格や才能、恋愛傾向、人間関係はもとより、運命や未来、人生の転機などを占っていきます。「四柱推命式(名式)」は、人生の設計図のようなもので、これを活用することによって宇宙の「気」を読み取り、人生に幸運をもたらすことが可能になると言われています。大まかに言えば、年柱は幼年期、月柱は青年期、日柱は成人期、時柱は壮年期の運勢を表し、これら四つの柱をもとに運命を推し測ろうとするところから「四柱推命」と呼ばれるようになったようです。



四柱推命式の解説
■ 以下の要素をもとに総合的に占います。

(1) 四柱
年柱、月柱、日柱、時柱の総称で人生を四分割した時代を表しています。


 

(1)
   
(3)
   

(2)干支

宿命星

蔵千星

(4)補助星

(5)吉凶神殺星

年柱

月柱

日柱

時柱


 

四柱 表す時代
年柱 幼年期
月柱 青年期
日柱 中年期
時柱 老年期


(2) 干支
十の干(十干)と十二支を合わせたものを言います。
十干
読み方
こう
おつ
へい
てい
こう
しん
じん
 
十二支
読み方
うし
とら
たつ
うま
ひつじ
さる
とり
いぬ


(3) 宿命星(しゅくめいせい) ・ 蔵干星(ぞうかんせい)
宿命星とは表面に現れる性格や行動パターンを表すといわれている星です。
蔵干星とは、内面に秘められた性格や価値観、行動を表すといわれている星です。
読み方
読み方
比肩 ひけん 正財 せいざい
劫財 ごうざい 偏官 へんかん
食神 しょくじん 正官 せいかん
傷官 しょうかん 倒食 とうしょく
偏財 へんざい 印綬 いんじゅ


(4) 補助星(ほじょせい)
同じ柱にある星の性質を強めたり弱めたりする、運勢エネルギーを表す星といわれています。
読み方
読み方
長生 ちょうせい びょう
沐浴 もくよく
冠帯 かんたい
建禄 けんろく ぜつ
帝旺 ていおう たい
すい よう


(5) 吉凶神殺星(きっきょうしんさつせい)
特殊星とも呼ばれ四柱推命においては比較的新しいもので、世代における運命の暗示を表わしています。
読み方
読み方
天極貴人 てんきょくきじん 華蓋 かがい
天乙貴人 てんおつきじん 月空 げっくう
天官貴人 てんかんきじん 注受 ちゅうじゅ
天厨貴人 てんちゅうきじん 羊刃 ようじん
福生貴人 ふくしょうきじん 飛刃 ひじん
文昌貴人 ぶんしょうきじん 紅艶 こうぜつ
金興録 きんこうろく 血刃 けつじん
節度貴人 せつどきじん 血支 けっし
暗禄 あんろく 金鎖 きんさ
侠禄 きょうろく 断橋 だんきょう
天徳貴人 てんとくきじん 白衣 びゃくえ
月徳貴人 げっとくきじん 隔角 かっかく
天徳合 てんとくごう 魁ごう かいごう
月徳合 げっとくごう 駅馬 えきば